山梨に限ったことではありませんが、建物を計画するときに事前調査として
埋蔵文化財の有無を確認します。
東京で勤務していたときは意識したことはなかったのですが、山梨では必ず教育委員会で調べます。
今回の計画地は、甲府市。
甲府市にも埋蔵文化財が該当する地域はあります。
先日、甲府市の生涯学習室生涯学習文化課文化財係へ(甲府市はこちらで確認します)
埋蔵文化財の地域には該当しませんでしたが、
すぐ近くに埋蔵文化財がある地域があるので工事すると出土の可能性があるとのこと。
(その場合は連絡して、立会いを行います)
いつもは確認までで終わるのですが、担当の方が今回の地域について話をしてくれました。
時代的には、戦国末期。躑躅ヶ崎館(現・武田神社)に移る前に武田信虎公の館があった地域。
この地域の判定は、実際に歩いて決めているとのこと。
なので、出土場所が点在しています。
畑に当時の遺跡をあるいて確認して、地図にマークしていく。
何度か埋蔵文化財の地域に該当したことはありますが、地域を決める作業の1つを聞くことができました。
歴史が好きなぼくにとって、楽しい調査となりました。